特殊清掃の流れ②

「特殊清掃の流れ①」では、遺体から発生した「害虫駆除」、遺体のあった場所の布団や畳などの「回収・撤去」、遺体から出た体液などの汚れの「拭き取り・洗浄」までを取り上げました。引き続き②では、その後の作業の流れについて解説していきます。

4.消臭剤と消毒剤の噴霧

遺体のあった場所は、かなり念入りに拭き取りや洗浄をしたとしても、「独特の臭い」が完全に消えることはありません。そのため、専用の機器を使用して、消臭剤や消毒剤を噴霧します。壁紙や床材の交換をした場合も同様に、消臭剤や消毒剤をまんべんなく噴霧します。

5.遺品整理

遺品整理とは、部屋の中にある故人が残した品物の中から、遺族にとって形見の品となるものなどと不用品を分ける作業です。特殊清掃が必要な現場の場合、家具などに染み付いた体液などをきちんと拭き取りつつ、遺品整理が進められます。

遺族が特殊清掃の現場に入って遺品整理を行う場合には、この段階で初めて入ることができるようになります。感染症などのリスクを最小限にするためです。

遺品整理で残されるものには、現金や預貯金通帳、宝石や貴金属、絵画や彫刻などの骨董品、楽器や書籍などがあります。他にも故人の写真や持ち物など、遺族でないと判断できない品物も多くあるため、事前の打ち合わせがかなり重要となります。

6.仕上げの清掃

遺品整理が終わりましたら、仕上げの清掃に入ります。この清掃はホコリやゴミを取り除く通常の清掃と特に変わりはありません。ただし、最後の仕上げに部屋全体の消臭や消毒を行う点で違いがあります。